Kanebo Brand Story

美の提案の軌跡


女性の美しさへの思いは、社会の変化、女性のライフスタイルの変化、
美意識の変化に伴い、日々刻々と変化しています。
カネボウは、常に時代の変化に合わせ、
女性の気持ちに寄り添いながら、美しさの実現をサポートしてきました。
その美の提案の軌跡を辿ります。

1930年代

1930年代

1930年代

紡績業からスタートしたカネボウは、1936年に祖業の紡績に関係深いシルク成分を応用した国産高級石けん「サボン・ド・ソワ」を製造・販売。ここに国産高級化粧品を製造販売する「カネボウ化粧品」が誕生しました。

画像:国産高級石けん「サボン・ド・ソワ」

(1936年)

1940年代

1940年代

1940年代

創成期、カネボウは、輸入品にも劣らないものをつくるという方針を掲げ、品質はもとより、容器デザインの意匠についても細部にこだわり、祖業に関連する織物の柄からヒントを得たデザインを瓶に焼き付けるなど、国産初の試みをふんだんに盛り込みました。

画像:当時の主力事業に関係深い織物の柄を焼き付けたビンの後継種

2つの大戦後、女性たちに、いち早く夢をもたらしたのもまた、カネボウの美しい化粧品たちでした。クレオパトラの化粧品を連想するローション、アラビアンナイトの世界観を表現したクリーム、カネボウはどこまでも美しい化粧品にこだわりました。

画像:当時のクリーム、化粧水などの容器

新しい化粧習慣の提案もカネボウからでした。
戦後間もない頃、「親油性」コールドクリーム全盛の中にあって、いち早く「親水性」コールドクリームを発表。そのリッチで深いコク、独特の密着感とマッサージ効果、ふき取った後の清涼感などが話題を集め、それは現在カネボウ化粧品が「繊細で感性豊かな化粧品」と評価されるルーツとなりました。

画像:「親水性」コールドクリーム

(1946年)

1950年代

1950年代

1950年代

今では当たり前とされている「弱酸性化粧水」を初めて開発したのも、カネボウです。当時「化粧水はアルカリ性」が常識とされていた中で、「皮膚医学に裏付けられた理論」をもって「化粧水は弱酸性であるべき」という信念を持ち続けた「クイーンアストリンゼン」(写真左)は、やがて画期的な商品として世の中から評価を得るようになっていきました。

画像:弱酸性化粧水「クイーンアストリンゼン」とその他化粧品

(1952年)

1970年代

1970年代

1970年代

1960年から70年代前半は、ミニスカートやパンタロンなどファッションが花開いた時代。
カネボウは、コレクションファッションからの外国人を手本にしつつも、西洋、特にフランス、パリ・ヴォーグ誌と連携し、他社と趣を変えたメイク提案に力を入れました。この頃、ベースメイク、ポイントメイクともに、現在のメイクアップ化粧品の源流となるブランドが立ち上げられました。

画像:1978年・夏 Mr. サマータイム キャンペーンポスター

(1978年)

1980年代

1980年代

1980年代

女性が社会進出し始めた時代。
その時代の流れを敏感につかんだカネボウは「80年代は女性の時代」と銘打ち、大型新ブランドである「レディ80」キャンペーンを展開。女性の時代の到来と女性を応援するカネボウの姿勢を強く印象づけました。

画像:「レディ80」キャンペーン広告

(1980年)

’80~’90年代は、アイドルやトレンディドラマの全盛時代。キャンペーンモデルにも人気のアイドルを次々と起用し、華やかな化粧品キャンペーン合戦が、日本の化粧文化に磨きをかけました。

画像:アイドルを起用した化粧品キャンペーンポスター

(左:1981年 右:1988年)

1990年代

1990年代

1990年代

技術革新を象徴する「BIO口紅」、初の水タイプ口紅「アクアルージュ」、ニーズを的確に捉えた「落ちない口紅」、粉体研究の粋を集めた「皮脂テカ防止ファンデーション」など、女性のニーズとカネボウの技術が生み出したシーズを融合させた話題性の高いメイクアップ商品が続々と発売されました。

画像:1990年代のカネボウ化粧品メイクアップ商品

(1992年)

化粧品市場が成熟し、さらなる発展・成長に向け動き出した時代に対応して専門店ブランド「TWANY(トワニー)」を発売。
女性のさまざまな周期「生体リズム」に世界で初めて着目しました。すべてのお客さまに向けて、お客さま本来の美しさを最大限に引き出すための提案をしています。

画像:発売当時のTWANY商品

(1996年)

化粧品に新たな価値が求められはじめ、プレステージブランド「LUNASOL(ルナソル)」を発売。
肌質感と立体感を演出し、自分でも気付かなかった魅力あふれる表情を自ら導き出せる「Blending~ブレンディング~」という考え方を提唱。
上品上質のメイクへと変化していきました。

画像:発売当時のLUNASOL(ルナソル)商品

(1999年)

アジアを中心に海外戦略が盛んな時代。
1997年、細眉ブームを背景に鮮烈デビューを果たした「KATE(ケイト)」は、国内セルフメイク市場No.1ブランドとして圧倒的な存在感をキープしつつ、海外へと展開エリアを広げています。

画像:発売当時のKATE商品画像

(1997年)

2000年代

2000年代

2000年代

さまざまな個性美に対応する機能が求められる時代。
50代以上のお客さまに向け、保湿を超えた高保潤スキンケアシリーズ「EVITA(エビータ)」を発売しました。
それまでタブーとされていた年齢表示「50才から」をパッケージに採用し、素敵な50代を応援しました。

画像:発売当時のEVITA商品

(2000年)

美容情報が充実し、化粧のレベルが高まった時代。
「テスティモ」「レヴュー」の二大ブランドを継承する超大型ブランドとして、トータルメイクアップブランド「COFFRET D’OR(コフレドール)」を発売しました。
「もっとメイクを楽しもう」をコンセプトに、カネボウの技術が結集された色と質感、機能で大人の女性のかわいらしさを演出しています。

画像:発売当時のCOFFRET D’OR商品画像

(2007年)

2010年代

2010年代

2010年代

2014年、世界に向けて感度の高いTOKYO発のメイクブランドであることをアピールするために、「KATE TOKYO」プロモーションを展開。
Cool&Sharpな世界観とTOKYO発のトレンドメイクを世界に向けて発信しています。そして・・・・
現在は、商品の機能向上や美容・メイク情報の充実、ライフスタイルの多様化などを背景に、さまざまな個性美を提案する時代に移っています。
今まさに、カネボウは、この時代の変化を機敏にとらえ、「自分らしい美しさ」を求めるお客さまへお応えするための取り組みを進めています。

画像:「KATE TOKYO」プロモーションビジュアル

(2014年)

2016年、化粧品事業80周年を迎えました。
同年、カネボウの80年の技術と知見を結集したグローバルプレステージブランド「KANEBO」を発売しました。

画像:KANEBOイメージ画像

(2016年)

2020年代

2020年代

2020年代

2021年、花王化粧品事業は「Kao Beauty Brands」として始動。
事業パーパスである「Celebration of Individuality」のもと、「人の数だけあるそれぞれの美」を尊重したブランドを育成してまいります。

画像:Kao Beauty Brands  ロゴ

(2021年)

Kao Beauty Brands 公式 SNS

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