story16

story16

妻に口紅をプレゼントしたい

ある日、車椅子のお客さまが、ご主人と一緒に化粧水を探しにいらっしゃいました。普段、お身体が不自由な奥さまに、なかなか上手く化粧水をつけてあげられないとお困りのご主人。そこで、手で使いやすい化粧水とそのつけ方をご主人にご紹介しました。

他に何かお悩みはないか奥さまにお聞きすると、ご自分ではなかなかメイクが出来ないとのことでした。しかし、口紅をお見せしながらお話をしているうちに、「ちょっとこれからはやってみようかしら」と、少しメイクにも関心を持っていただけたようでした。

すると後日、

「妻に口紅をプレゼントしたいんです」

と、ご主人がお一人で店頭にいらっしゃいました。先日、口紅を見ていたときの奥さまの笑顔がとても印象的だったので、口紅をプレゼントして奥さまを喜ばせたいとのこと。この素敵なご主人のアイデアに私もワクワクしながら、口紅の色選びをお手伝いしました。そして、ご主人が奥さまにその口紅をつけるときの様子を思い浮かべて、扱いやすくて便利なリップブラシも選びました。熱心にリップブラシの使い方をお聞きになるご主人は、はにかんだ笑顔をみせながらも、とてもうれしそうでした。

今では、お二人で口紅やアイシャドウなど、メイクアイテムを選びに来てくださっています。その仲睦まじい姿を拝見する度に、メイクが奥さまとご主人の絆を一層強めてくれているのだと感じています。

語り手 A.A/BC(ビューティカウンセラー)
ストア課所属 BC歴8ヶ月(当時)