KIREI きれいになる人 特別号, 2020 キレイは一日にしてならず。昨日より今日、今日より明日、キレイになることを目指す……。さぁ、あなたも「キレイになる人」へ!!
  • 4 気づいたら体重オーバーしていた人に!今見直すべき“たった1つのこと”
  • 5 この出来事で、あなたはどう変わりましたか?
  • 6 夜明けを控えて、あなたに希望を与えてくれる、意外な人とは誰?
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  • 6 夜明けを控えて、あなたに希望を与えてくれる、意外な人とは誰?
解放の時も、
喜びばかりじゃない、
不安がいっぱい

人と人とを否応なしに遠ざけてしまうコロナは、一体私たちに何を示したいのだろう?  ふと、そんなふうに考えてみたくなりました。
オンライン飲み会やビデオ会議が、たちまち現実のものになったとはいえ、直接誰とも会わない日が長くなるにつれ、やっぱり人恋しく、人の温もりを感じたくなっているはずなのです。
そんな想いの中で目を閉じた時、とても自然に脳裏に浮かびあがってくる人の顔があるとしたら、それは一体誰の顔? またその人は自分にとってどんな存在なのでしょう?
恋をしている場合は別として、今この時期だからこそ、あくまで日頃当たり前に見ていた顔の中から、意外にも思える人の顔が不意に浮かんでくることってあるはずなのです。
でもなぜ? それは、今ある不安を自ら打ち消すため……。自粛要請が解けつつある今、ほとんどのことが元通りにはならないにせよ、誰もが社会復帰に挑むような気持ちになるわけで、希望が湧き上がる一方、不安も生まれてくるはずです。思いがけなく長い時間続いた冬眠のような生活から、自分の力で外に出ていくわけで、喜びばかりではなく、そのための気力や自信を失いかけている人も少なくないのかもしれません。
つまり不安を抱えたままで、扉を開けて改めて外に出ていかなければいけないからこそ、まさに瞬発力ある前向きさが求められているのです。つまり、そんな不安や戸惑いを少しやわらげてくれるのが、自分を前向きにさせてくれる人の顔。

不安や戸惑いを
やわらげてくれるのが、
笑顔しか思い出せない人の顔

じゃあそれは誰なのかというなら、思い出すたび、笑顔の人。いつ会っても100%笑顔の人。誰よりも笑顔が多い人。だから笑顔しか思い出せない人なのです。あなたのそばにもきっといるはず。その人を思う時、いつも満面の笑顔が浮かぶから、こちらの気持ちもふっと温かく軽やかになり、何か人間関係でも勇気をもらえる人が。
今まで気づいていなくても、遠くからでも優しく見つめてくれている人こそが、あなたを精神的にも静かに支えてくれていたりするものなのです。そういう人が必ずどこかにいるから、世の中に善意を感じることができ、こうした場面でも安心して社会に踏み出していけるのではないでしょうか。
不思議なことに、笑顔が少ない人の顔は浮かんでこないもの。たとえ身近な人であっても、笑顔がイメージできない人の顔は、簡単には思い出せなかったりするものなのです。笑顔のイメージが、いかに強烈な存在感を生むのかがわかるはず。笑顔の人は、本人も自覚がないまま周囲の人たちの心の支えとなっていたのです。

まだまだマスクを
外せないからこそ、
その時のために
“笑顔の人”になっておく

じゃあ逆に、自分自身は周囲にどういうイメージを与えているのか、ここで問い直してみてください。誰かの記憶の中で笑顔の人としてイメージされているのかを。とりわけ今こういう状況の中で、あなたは誰かに希望を与える存在になっているのかどうか、それを自問自答してみて欲しいのです。
人と人とを遠ざける事態の中で、自分自身はもちろん、周囲の人の気持ちまでを前向きにできるのは、結局のところ笑顔で相手と向き合うことに尽きるのです。だから久々の再会の日こそ、輝くような笑顔でこれからの新しい関係を始めていきたいところ、もうしばらくは、マスクを外せないもどかしさでまた後戻り。引き続き距離をおき、お互いの目を見ながら話すことすらできないわけで、尚更のこと、日頃積み重ねていく笑顔のイメージの大切さが身に染みるはずなのです。
だからこそ、本当の意味でマスクを外せる日に向けて、いつも笑顔の自分を築き上げておくこと。自らに希望を与えるためにも、また誰かに希望を与える存在になるためにも、“笑顔の人”になることは、今あまりにも大切なテーマであると言えないでしょうか。

文・齋藤薫(美容ジャーナリスト)
齋藤薫 美容ジャーナリスト/エッセイスト
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイ、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『大人の女よ!もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)ほか、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。