KIREI きれいになる人 特別号, 2020 キレイは一日にしてならず。昨日より今日、今日より明日、キレイになることを目指す……。さぁ、あなたも「キレイになる人」へ!!
  • 4 気づいたら体重オーバーしていた人に!今見直すべき“たった1つのこと”
  • 5 この出来事で、あなたはどう変わりましたか?
  • 6 夜明けを控えて、あなたに希望を与えてくれる、意外な人とは誰?
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この数ヶ月を、
“自粛を強いられた
不思議な期間”に
終わらせてはいけない

最初のトンネルの出口が見えてきたあたり……今はそういう段階なのでしょうか。おそらくトンネルは1つではなく、2つ目3つ目と続いていくはずだけれど、でもそろそろ一区切り、自分の中でこの出来事を一旦自分なりに総括するタイミングなのかもしれません。この数ヶ月間を、ただ単に“自粛を強いられた不思議な期間”で終わらせてはいけないと思うから。
2020年は、星の巡りからして「価値観ががらりと180度変わる時」と、以前から言われてきました。予想もしなかったことが起こるから、オリンピックも危ういと指摘したスピリチュアリストも複数いたほど。
仮にそれが偶然としても、この不測の事態には、何か特別な意味があるのだと考えるべきなのです。単に自粛を終えるだけでなく、この出来事で、一体自分は何を得たのかと考えてみる。そして、元の自分に戻る前に、自分の中に芽生えた「何か」を、心に深く刻みつけるべきではないかと思うのです。

何か大変なことが起こらないと
正義感の有無は
自分にもわからない

その何かとはいったい何? じつはこういう時にこそ、にわかに見えてくるのが自分の中に住んでいる正義感。日々自然に入ってくるニュースに一喜一憂し、中には腹立たしいこともあるはずで、そこに姿を現すのが、普段平穏な日々では感じえない正義感だったりするはずなのです。
あの9年前の東日本大震災の時にも、やはり自分の中に眠っていた正義感が一気にゆり起こされたのを感じたはず。他者との「価値観の違い」それ自体が、要はこの正義感の量の違いを指しているのではないかと思うくらい、正義感は一人一人量も温度もはっきりと違っていることを思い知らせてくれました。何か大変なことが起きた時でないと、本当の意味での正義感の有無は自分自身にも測れないものなのです。

今、理不尽なことに
怒りを覚えるのも
正義感の目覚め。
母性の目覚め

だから今こそ、心の中を覗いてみて欲しいのです。今回一体何を思ったか? まずは、自分自身も辛くなったり気が重くなること、きっとたくさんあったはずだけれど、でもそういう時こそ自分より大変な人がいると思えることは、立派な正義感。そして時に、理不尽なことに怒りを覚えるのもまた正義感。今は、リモート飲み会をしても、話題は日本のコロナ対策、ひいては日本という国についてだったりする、という声をよく聞くけれど、それもまた正義感の表れなのです。
世界的に今、女性リーダーの活躍がとても目立っているのも、女性特有の正義感の表れではないかという説があります。男性が“戦うDNA”を持っているなら、女性は“命を守ろうとするDNA”をより強く備えているともされ、そういう意味での強い使命感から、大胆な決断ができるのではと。女性は誰もが母性を持っているからこそ、人の命にまつわることに心を強く衝き動かされる傾向にあると言えるのかもしれません。
どちらにしても、眠っていた正義感を目覚めさせるのは素晴らしいこと。この事態が起きる前と、起きた後では、何か違う。自分の中で何かが変わったと感じる人は、その時間を無駄にしなかったと言うこと。新しい美しさの目覚め、そうと感じても良いと思うのです。全てのことには意味がある、だからあなたは変わったのですから。

文・齋藤薫(美容ジャーナリスト)
齋藤薫 美容ジャーナリスト/エッセイスト
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイ、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『大人の女よ!もっと攻めなさい』(集英社インターナショナル)ほか、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。