第10回「ソワンエステティック国産第1号機の開発」

当時の記事

カネボウ 銀座三越でソワン・エステティックの指導 カネボウ化粧品では、二月二十五日から銀座三越一階に三坪強の美容室を設け、新しい美容法「カネボウ・ソワン・エステティック」の指導を行なっている。三月一日と二日の両日は、この美容法をフランスから日本に持ちかえった大阪府済生会中津病院皮膚科医長の山本茂一博士を招いて直接指導も行われた。この両日はあらかじめダイレクト・メールによって募った希望者の中から、三十人に限って指導されたが、その後も、同社の専門美容師によって、引き続き指導が行なわれる。ソワン・エステティックとは、〝美容的肌の手入れ法〟を意味するフランス語で、肌性、スキントラブルによって十八種類のコースを設定、低周脈波によるマイクロマッサージを行なう等、機械による美容(肌の手入れ)を中心とするもの。山本茂一医学博士の話 美容の専門家が、幾人となく外国を回って帰朝されているが、このソワン・エステティックの技法をなぜ日本に持って来られなかったのか不思議でならない。私は医者の立場からこの美容法の優秀さを確認し、日本でもぜひ普及させたいと思った。美容院等、美容業界が中心となろうが、化粧品業界においても、カネボウさんの協力を得られたので意を強くしたところだ。これからの美容は、ソワン・エステティックの方向に向うべきものだ。

日本粧業速報(1969年3月4日号)より
(一般財団法人日本粧業会からの記事利用承認済)