コミュニティ領域
どなたにもやさしいUD発想による「商品」「ツール」の開発

「うれしい」をかたちに

化粧品は毎日お使いいただく製品だからこそ、使うことの先にある“うれしさ”や“感動”をもお客さまにお届けしていきたい。そんな思いを持ってカネボウ化粧品は製品づくりに取り組んでいます。

社員の気づきから生まれた※UD発想による洗顔料

ある日、エビータ開発チームで高齢者体験をする機会がありました。それは、腕や足に重りをつけたり、視野を狭くするメガネをかけたりして、高齢者が感じる不便を実体験するプログラムです。そこで社員が気づいたのは、腕が重かったり、腰を屈めるのが辛かったりすると、洗顔を面倒に感じてしまうということでした。美容に欠かせない洗顔を、高齢者を含む全てのお客さまに、毎日楽しみながら習慣化してもらうにはどうしたらいいのだろう?そんな発想から誕生したのが、エビータ ビューティホイップソープ(通称“バラ泡洗顔”、2016年発売)でした。
この製品は、ワンプッシュでバラの香りの泡が立体的なバラの形(写真)で出るように設計されました。バラの形が崩れないようにするために濃密な泡を処方することで、肌への摩擦が少なく、汚れもしっかり吸着するという洗顔料本来の機能性も高めることができました。
バラの花びらと香りに癒されながら毎日の洗顔が楽しい習慣となり、素肌を整えることで自信が湧き、自分らしく輝きながら生きていく・・・バラ泡洗顔は、そのお手伝いができる洗顔料になることを願って開発された製品です。

  • ※UD=ユニバーサルデザイン より多くの人が不自由なく利用できるよう、製品や施設、設備をデザインしていく取り組み

デザイン性と利便性の融合

カネボウ化粧品は、お客さまの声を製品づくりの改善に生かしています。
例えば、化粧品の容器。「ビンのフタが滑りやすくて回しにくい」とのお客さまからのお声を受けて、その解消に努めた製品があります。滑りやすさを解消するためには、摩擦面を多くすればよいのですが、単純にギザギザを付けただけでは、化粧品の容器に大切なデザイン性が損なわれます。
そこで、2012年発売のトワニー スキンケアの容器(写真)では、ボトルや蓋の周りに植物の葉をモチーフとした美しいレリーフをあしらうことで摩擦面を多くし、握力の弱い方でも楽にフタの開閉ができるようにしました。この改良で、握力の弱い方もそうでない方も、素敵な模様の容器に癒されながら、毎日便利にお手入れをしていただけるようになりました。今では、この発想が他の製品にも応用されています。
ちなみに、この容器は「2012日本パッケージングコンテスト」で化粧品包装部門賞を受賞しました 。