Kanebo 価値創成研究所・スキンケア研究所・メイクアップ研究所
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価値創成研究
「天国の種」エキスの基礎代謝亢進効果~太りにくい体質づくりに役立つ新素材~
エネルギー摂取バランスと基礎代謝
 肥満は、摂取エネルギーが消費エネルギーより過剰になった時に、脂肪として体内に蓄積されることによって引き起こされます。一日の総消費エネルギーは、主に基礎代謝、生活活動代謝、食事誘発性代謝の3つで構成されています。このうち基礎代謝とは、何もしないでいる時でも、呼吸する、体温を保つなど生命活動を維持するため常に消費しているエネルギーのことで、全体の約70%をも占めています。
 基礎代謝は、加齢とともに低下する傾向があります。そのため、同じエネルギー量を摂取していても、加齢に伴い摂取エネルギーが過剰となり、その分が脂肪として蓄積されやすくなります。そこで、カネボウ化粧品では、体内での熱産生を増加させることにより基礎代謝を亢進させ、体内に蓄積した脂肪が燃焼しやすくすることが重要であると考えました。
1日のエネルギー消費量の内訳
(日本人の食事摂取基準2005年度版より改変)
香辛料の基礎代謝への効果
 トウガラシやコショウなど香辛料の多くに、経口摂取で基礎代謝を亢進させる効果を有することがよく知られています。その中でも強い基礎代謝亢進効果を有するトウガラシは、カプサイシンの強い辛味を有し、口腔や消化器に強い刺激を与えることから、実効量を摂取するのは容易ではありません。カネボウ化粧品では、かねてより香辛料の基礎代謝亢進効果に着目し、刺激が少なく効果を有する香辛料の探索を進めてきました。
「天国の種(グレインオブパラダイス)」とは
 「天国の種(グレインオブパラダイス)」は、ショウガ科の植物マニゲット(Aframomum melegueta)の種子で、コショウのような辛味とカルダモンに似た香りのある香辛料として知られています。西アフリカ原産で、13世紀頃ヨーロッパでコショウの入手が困難であった時期に見出され、コショウの代替品として用いられました。この時に、この香辛料を“天国からの恵み”という感謝の気持ちを込めてグレインオブパラダイス(天国の種)と名付けられたと言われています。
 16世紀のイギリスの女王エリザベス1世は、「天国の種」を愛好したと伝えられ、現在でも、ヨーロッパを中心に料理やビール、スピリッツなどの風味付けとして利用されています。この香辛料に特徴的な辛味成分であるパラドールは、辛味がカプサイシンの約1/100~1/1000と、刺激が少ないことがわかりました。
天国の種エキスの基礎代謝亢進効果
[ 実用試験 ]
 健康な女性パネルに、「天国の種」エキスを配合したドリンクを摂取してもらい、摂取後の皮膚温度変化を調べました。その結果、額や首の皮膚温の持続的な上昇が確認されました。
 また、健康な女性パネルに「天国の種」エキスを配合したソフトカプセルを1ヶ月間摂取してもらいました。その結果、「天国の種」エキスを摂取した群は、基礎代謝が有意に亢進しました。尚、摂取前後を通して、肝機能、腎機能等への影響は認められませんでした。
長期摂取試験での基礎代謝量の変化
これらの結果から、「天国の種」エキスは基礎代謝を亢進し、蓄積した体内の脂肪を燃焼しやすくすることが期待されます。本研究は、熊本県立大学大学院 栄養生理学研究室鈴木公教授との共同研究にて行われました。
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